為替スキャルと世界の見方

黒ひげさんの生きてきた道のり、毎日の出来事や人々とのかかわりあいを載せます。

屋根のペンキ塗り

黒ひげ日記
屋根をなおす仕事はなかなか大変である。


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ワーリックは、大工のジョンがひぱってきた屋根屋さんだ。
「若くて、やる気のあるやつがいいんだ。」
ジョンは自慢げだ。
栗色の巻き毛の中から覗く目をキラキラさせて、仕事もらったのがうれしくてたまらないような顔で言った。
「テラコッタ色に塗装するんでしたよね。」
まだたぶん三十前の、独立したばかりの屋根屋さんだろう。

背がするっと高くて、正直そうな笑顔がさわやかだ。

ジョンが言う。
「お偉いさんは、下にいて指図してばかりで、実際に仕事に上に登ってもいかん。それに比べ、いいよな。」

「あいつはこれから先、自分の腕だけで飯を食っていかねばならんからな。」
顧客も大事にするし、何よりよい評判をとらねばいけない、だから一生懸命に仕事をする、とジョンは言っているのだ。






さて、屋根瓦の塗装をする前に、することがある。
高圧洗浄機で長年の間にたまった、瓦の汚れや砂、それにこびりついた苔なんかを吹き飛ばすのだ。

「ど、どうも、水道水が細くて、圧がでませんねえ。」ワーリックは困った顔で言った。

「水道管が古くて、水の流量が間に合わんのだ。」
ジョンが言う。

「お隣の家で水貸してくれないか頼んできますわ。」
ワーリックは、仕事柄、そんな交渉事が苦にもならない様子で、

ひょいと背丈ほどもある板塀を乗り越えると、あの、トッドの敷地へと消えていった。


「交渉成立!」

帰ってきたワーリックが明るい顔で言った。

彼の仕事は丁寧だ。
きれいに古い瓦の汚れを洗い、欠けた瓦をみんな取り換え、瓦の継ぎ目をモルタルで補修していく。

昼過ぎまでで大方が終わった。

ほかの仕事していたジョンがワーリックに聞く。
「お隣さんは、気持ちよく水かしてくれたんかい?」
「うん、50ドルだった。」
「ええッ?」
ジョンが目を丸くした。
「ひでえ野郎だ。」

「水道局の水ちょっと借りただけで、50ドルかい。」

「なかなか、トッドは難しいんだよ。」

黒ひげさんは困った顔をして言った。

しかし、ワーリックは、そんなジョンを笑顔でちらりと見てうれしそうに言うのだった。
「安いもんですよ、仕事がサッサと終わったんですから。」

黒ひげさんは、なるほどと感心した。
いい性格をしている。

何より、若いのに、周りの人を笑顔にさせて、仕事をうまくはかどらせる技を心得ている。
久々に清々しい青年に出会うことができた。
嬉しくなった。ジョンにも感謝である。



さて翌日は、ワーリックが再び屋根に登って、シーラーやらペンキやら大忙しである。

調合したペンキの20リットル缶がいくつも用意された。

「若いっていいよな、てきぱきと動いて、あんな高いところで。」
黒ひげさんは、下から彼を眺めて、しきりに感心していたもんだった。

午後遅くまでには仕事が終わって、ワーリックが降りてきた。
トラックにいろんな商売道具を片付けると、請求書と支払いの手続きが残っている。

「また、良いお客さんを紹介してくださいよ。」

ワーリックが屈託ない笑顔を満面に満たして、そういった。

二軒先に住むロブの家でも、屋根の塗り替えをやりたいと言ってたっけ。
黒ひげさんは思い出して、ワーリックに伝えようとした矢先だ。
「あっ」

ワーリックがかがんで、落ちたボールペンを拾おうとしたそのときだった。
請求書にサインしようとペン持った指先にオレンジ色の屋根ペンキがべっとりとついてしまった。

仕事用の靴のへりにペンキがくっついていたのだ。

「大丈夫です。」

一瞬、どうしたもんかと間があった。
迷惑かけまいとしたのか、慣れっこになっているのか。

「ティッシュかなんか」

と、黒ひげさんが取りに行こうとしたその時である。

「ええっ?」

目が点になった。



「ズリッ」
ワーリックは仕事用のズボンを下にずらすと、
あろうことか、腰のところに垣間見えるざらっとした感じの自分のパンツにペンキの指を塗り付けたのだった。

支払い用の小切手にサインをし終わった黒ひげさんも、声が出ないまま立ち尽くしたのだった。


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紫紺のぼたん

のぼたん の花です。

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家の軒下に植えていたら、大きくなってきて、
これはいかん と、現在のところに植え替えました。
もう3メートルの高さはあるでしょうか。

移植後一時は枯れそうになりましたが、何とか生き延びました。





高貴な感じのする、紫の花が長いこと咲きます。

ブラジルが原産で、普通に野の花木として見られるそうです。

挿し木でよく増やすことができて、たくさん子分を作りました。

P1020846.jpg

こちらは、ピンクの色違い、これも結構大きくなります。

これも、最初の場所から植え替えて、やっと花が咲きました。

pink tibouchia

おまけに、もう一つ。
鉢植えですが、フリルのある紫の小さな花。
芸者ガールという、俗名です。正式な名前は知りません。
P1020848.jpg



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3月24日 ドル円 ユーロドル取引  9.9p

今日はこれまでの動き悪かった。スキャルでは、ポジションをじっと何分も持つのは心臓に悪い。(10枚)以上でやりたいときには特に。



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合計4.5p だけ?
+そのあと、夕食後、ユーロドルで、5.4p  合計9.9pです。


欧州時間が開けても、だれも積極的にやってない感じする。

東京では10分間もぜんぜん動かなかった時間帯もあり。

今日の工夫は、15分足ではトレンドができていなかったので、5分足で見て

①26基準線が3分の2の一目の雲の下に出たら、売り参入。1分、5分がそろう。
②26基準線より5SMAが下の事
③参入ポイントは、21SMAか26基準線どちらか、先に達したとき。
④AOがそろう





ユーロドルもドル円の反転版で、買いのサイン5分チャート、実際は1分足で、26基準線、21SMAで買い参入。5.4p

3-24-2.png
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3月23日 ドル円、ユーロドル 10.6p

本日もあっさり10.6pゲット



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簡単に。
昨日と同じパターンでした。

16時過ぎからドル円売られ。
ユーロ円が同時に売られ。ユーロドルも遅れて売られました。

ユーロ<ドル<日本円  の順。



ユーロは動きが割とストレート。

いずれにせよ原則21SMAで売り参入。雲超えたら、売らない。

3-23-2.png


25SMA,13SMA,5SMAの序列ができたらトレンド。
必ず75SMAの下で売る。ストレスなし。
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トッドの登場

トッドはすぐ西となりの住人である。



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黒ひげさんがこの地に引っ越してきてから、ずーっとお隣さんである。

最初の印象は、だいたい、おおらかな人の多いこの地域において、ぶっきらぼうなおっさん、という感じだった。

彼はこの板塀の向こうに住んでいる。

トッドの


引っ越ししてきたらみんな、近所の方々に挨拶をするもんだ。

こちらが新入りだから、会うたびに自己紹介をせねばならない。
そこは日本と一緒で、ちょっとした手土産持参することもあるし、ふいに出会ってしまった時には、

特別の笑顔で、「やあ、こんちわ、黒ひげです」とやるのがいい。

黒ひげさんと顔合わせたのは、トッドが庭仕事していた時だった。
「黒ひげです、子供と家内と住み始めました、どうぞよろしく。」
彼の容貌は、なんというか、陽に焼けてて、そのためか皮膚にしわが深く刻まれてて、

なんといっても歳のころ合いがわからない。

ニッと、黄色い歯をむき出して、土で汚れた右手をズボンの腿できれいにしてから、握手に差し出した。

そのしぐさが、「悪い奴ではなさそうだ」と経験上黒ひげさんに教えてくれていた。


人間模様は、現地の人たちの中に入って実際に分かろうするしかない。


ひと月ほどしてから、隣近所の歓迎パーティーに呼ばれたが、ギャリーもロブもマイクもいたが、トッドの姿はなかった。

このパーティーは気の良いマイクのロビン奥様が企画してくれたもので、気さくな集まりだったが、どうもトッドは呼ばれていなかったらしい。



汚い手をズボンで拭いてから、握手した彼は、こう言ったものだ。
「俺は、その、なんちゅうか、隣づきあいがあまりよくないふうなもんで。」
「日本から来たのか。昔、ヨミウリとかいうゴルフコンペで、大阪ちゅうとこに行ったことはあるんだ。」

「そうですか、ゴルフトーナメントに出てたんですか?」

とまあ黒ひげさんの頭の中で、彼はプロゴルファー? という勘違いが起きてしまった。


パーティーで、トッドのことをギャリーに聞くと、

「プロゴルファー?フン!」

と、鼻で笑ったかのような印象を感じた。

トッドは黒ひげさんといた時には根は純情そうに見えたけれど、

どうも、お隣近所では、あまり友達付き合いはよくはなさそうだった。




あれは、ある冬の朝のことだ。

黒ひげさんの敷地の北のほうに雨水をたたえた池がある。

この池にはスイレンも生えているが、普段は人がそれほど興味を持つ場所でもない。

見回りに行った黒ひげさんが見つけたのは、スイレンの古株が、冬の気温低下で腐って浮き出したような枯れ葉色の塊である。

「なんだろう?」

引き寄せて、黒ひげさんは、飛び上がった。

動物の死骸である。

早速思い出したのは、お隣トッドの飼い犬。
縞模様がまさにそれだ。


「お、奥さん、お宅の犬、行方不明じゃありません?」
状況をすべて飲み込んで、トッドの奥さんのトレイシーは、働きにもう出かけていたトッドを緊急に携帯で呼び戻したのだった。


「タイガー、タイガー」
およそ、ぶっきらぼうのトッドに似合わない、涙だった。

彼でも、こんな風に取り乱すんだ。
黒ひげさんは、同情と驚きとやさしさを、みんなゴチャ混ぜにしたまなざしで、トッドを見ていたのである。

死者に対する礼儀を尽くして、トッドと二人で丁重に
自宅まで、亡骸をお送りしたのは、言うまでもない。

トッドの詳しい年齢は、いまだに不明である。

池
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黒ひげ

発行人:黒ひげ
黒ひげさんのユーロドル、ドル円トレード記録。

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